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2009 05,06 00:20 |
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悪魔ということで、ルド君をお借りしてみました。
が、思いっきり独り言です 恐らく遭遇して会話→ルド君寝ちゃった→暇潰しの独り言のパターン。 --------------------------------
「偏見、ですにぃ」 ゆらゆらと蝋燭の炎で書を読む。 カンテラなり、キヨモトなり光源はあるのだが・・・ この炎で十分だ。 金色の瞳で、白い少年を見る。 一方的な会話、彼が夢と現を彷徨っている状態だからこそ言える言葉 これを現実とすれば、未来は揺らぐだろうか? 否、ヒトの未来とは中々揺らぎはしないものだ。 一度、いじくり倒してみようか? 「さて、悪魔についていちごさんの世界では愉快な逸話がありますに」 蝋燭の炎が揺れる。 「人間に知恵を与えたのは悪魔である、と。 それまでは真っ裸で家畜かペットと同じかそれ以下の生活 それを救ったのは悪魔とも考えられますにょ?」 ぼう。 蝋燭の火を、書に宿す。 じりじりと燃え往く本のタイトルは、かの世界で最も売れたとされる本。 「魔を恐れるわけではなくて、ヒトは常に敵対者を恐れただけ それを魔とすれば己の罪悪感も共に殺せただけではないか? 何故逃げるか、理解は出来る。私とて、逃げるときは逃げる。 恐怖は誰にでもある、それを誤魔化す術など無限にあるとも たとえばそいつは悪魔だから殺しても構わない たとえばそいつは魔王だから殺しても構わない。」 燃える、燃える、燃える かつての神が哂う かつての天使が笑う 燃える、燃える、燃える・・・・ 「ならば、悪魔に好かれるとはどういうことか? 私の世界で言うなら、虐げられたものに好かれるのは 優しいものか扱いやすいもののどちらか、でしかない。 悪魔だけではなく、後者ならばどんな存在からも好かれるだろうが」 金色の瞳が、ようやく閉じられる 同時に燃え尽きた本と、猫の声。 「危害は加えませんにょ 敵対もしない、無駄なこともしない ・・・・ただの独り言ですに。」 ふ、と蝋燭の火が消える。 「ああ、そうそう いちごさんは魔王だから ルドに安心するように言っといてくださいにー」 それは安心か、どちらかというと不安だろうか? 魔王に好かれるのは簡単なのだが・・・・ 「おやすみなさい、ただの萌えっ子ー おまえみたいなのはカレイディアには何万くらい・・・いたらハーレムですにぃ」 「・・・・」 「いいよ、つれてっても、本当に何もしてないから。」 いつの間にかいた青年に、それだけいって魔王は背を向け歩き出す。 暗闇の中、金の瞳は・・・今だけ伏せられた。 ふわり、ふわり 燃え尽きた灰だけが、風に舞う。 PR |
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