戦場とは無情なものである。
まぁ、私が言うのも何だという話しで
なんとも言いがたいのだけれど、うん。
むしろ、戦場で「えー銀ちゃん恋人いるんですかにー」
とか言いだしたらこの世界は終わりだと思う。
小学生の修学旅行の夜みたいなノリになるだろう。
いや、いいぞもっとやれ。と思う。全力で。
女が４人に男１人で話すんだから
もっとこう、いろいろあると思うんだ。
いろいろあれば良いと思うんだ。

「･･･つまり、その魔法の原理はこの世界での」
「星図がそれに値するのだが、それで防ぐとなると」
「うむ、防御力が足りないのだ。
　かといって、修復も間に合わない････」

もっとこう、ほら。
色気を出そうよ。ねぇ。色気。
たしかに私にも探究心はあるし、聞いてて楽しいのだが
どちらかというと、色気を優先したい。
気分的に。
「無茶言うな。」
唐突に声をかけられて、振り返る。
あっちの３人組じゃない。
声がした方向を見ても、こっちを見ている少女しか居ない。
･････あ、あれ？
こんな可愛らしい子の口調じゃなかったし、聞き違いか。

「みなさーん！攻略戦の時間ですよー！」
････おっと、戦場アナが呼んでいるようだ。
（死にフラグがピコーン）


（結果：進撃！そして最後のボス戦で昏倒。情けない。orz）