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2009 03,29 14:25 |
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ダイナさんと、あと少々ミナさんや
名前すら出てないけれど、王さんやレシィさんを借りました。 基本的に、いちごとダイナさんでは戦い方が対極だと思うのです 重さによるダメージ・射程距離はダイナさんのほうが優れ いちごは経験と知識でどうにかカバーするしかない。 それを模擬戦で、となるとお互い手加減も含め いちごがフルボッコになってしまう、という予想。 友達といってくれた相手に金的とかできません無理です。orz --------------------------------
腹部をなでつつ、溜息をつく。 なるほど、大分力も戻って来ているし この男の力も大分理解できた。 銃剣の射程距離は把握していたつもりだが あの状況で、真っ向勝負を仕掛けられるとは・・・・ よほど、なのだろう。 「結構、派手にやっちゃったね」 他人事のように呟く男も、擦り傷が多い 地面抉れてるし、穴も空いているが当たらないだけ良かったなぁ 流石に痛いのはごめんだ。 かといって、この男相手に本気を出すのはもっと嫌だ。 戦士として其れは侮辱にあたるのだろうけれど・・・ ここで彼を土葬するのは嫌だし、召喚士や魔法使いに怒られる。 むしろあの魔法使い嬉々として私を殺すだろうなぁ あの世界の平和のためなら味方も斬り殺すのが、あの魔法使いの上司だし。 違った、そうじゃない。今の話は派手か否か・・・・ 「いや、弾丸補充を考えれば妥当ですにぃ 後日・・・んーと・・・・・ミナにでも話を付けときますにょ。」 あの子に借りを作るのは少々怖いが、金品の類なら 実家にある縦笛でも渡しておけば良いだろう。駄目か。 王とかいう男や妙な感じの小娘に頼りたくないのだが そもそも弾丸となると火薬やら何やらだし、難しいかも・・・ ミナに後で実家にある外套でも渡そうか。妹のだけど。 結果的には私の敗北で終わったこの模擬戦闘も あの縦笛や外套があれば、何か変わっただろうか? ・・・・・見た目がマヌケになるだけか。攻撃魔法使えないし。 「ところで、最後のほうに使っていた・・・あれは魔法かい? それらしい動作はなかったけれど、槍が妙に重くなったよ。」 気付かれていた。 いや、普通は精々が「こんしんのいちげき」と思う程度だが 魔法使い以外に見破られるとは、この世界も中々侮れない。 「そのとおり、魔法ですにょ。 ただ槍を重くして叩き潰す程度の、簡単な魔法・・・・ ああ、いや、ダイナなら有用に使えますにぃ・・・」 くぁ、と欠伸をひとつ。 少々頑張りすぎたか、眠い。 うん、元々重量のあるダイナの武器だ。魔法のブーストも重なれば木々どころではなく、鎧も楽に潰せるだろう。切断ではないから、武器が潰れるかもしれないが頑丈だと言っていたし。まったく、わたしはそもそも補助とかそういうことで前線になんてでたくなかったのに―― そういえば、箒、もってくればよかったかな。 銃剣という武器はアレによく似ている。少々調べてデータを売りつけてああそれだと売る相手はまた限られるか。死の商人などになりたいような知り合いいたっけ・・・・ああそうだ、鳥を想定しての模擬戦にもなるように羽も使って見るか。もんだいはスカートだがなんかもう面倒くさいなぁなんで尻尾用のぱんつとかないんだろう。おかげでヒモだよ。自作だよ。んもう。あの王を名乗る馬鹿のとこにおいてきたし。ぱんつどうにかしないと飛べないわね。ミナ売ってくれないかな。 「あ、あれ?いちごちゃん・・・・寝てるのか・・・」 水晶の中、男はそう呟いて上着を”私”にかけた。 よほど紳士的、それも我々に理解がある良い子じゃないか・・・ 姉さんたちも、こういう人を捕獲すればいいのに。 くぁ、と水晶の向こうでしたように女は欠伸をして 長い長い髪を指で梳いた。 視線は、所謂実家と呼んでいる城の遠く また恋仲を邪魔されたらしい、姉妹へと向けて。 ああはなりたくないなぁ、と思いながら 魔王は、本当に眠りについた。 PR |
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