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2009 04,13 10:27 |
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いつもいつもの恵梨那さん(同郷っていいよね)と
レシィさん(絵チャでもご一緒しましたきのこ) 名前だけ、おでん神と自称王さんもお借りしました。 死活の石- ・アイテム所持者は生死判定の達成値に+4の修正を得る。 ・所持者の視界内の生死判定の達成値に+2の修正を得る。 ただし、カレイディアの世界において其の効果があるかは謎 そもそも英雄は死なないので意味がない。 のこり4つはいつか気まぐれにメッセで送るけど・・・・ 受け取ってくれる、よね・・・・・・?(いらねぇ) --------------------------------
ぺっ 「うぉっ!ばっちぃ!?」 しろだま(仮)と呼ぶ生物は時々なにかを吐き出す癖がある。 大体は飴やら食べ物やら人参やらピーマンやら・・・・ お姉ちゃんの嫌がらせとも言える私の嫌いなものばかりなのだが 「手紙、と・・・・・ちょ、な、え!?」 吐き出されたのは黒い石が5つと、蝿と、鈴。 お姉ちゃんの監視装置でもある蝿のブローチ これ魔法使いの間で凄い金額になってなかったっけ・・・・? 妹様の鈴まであるなんて、何考えてるんだろう? 「ああ、手紙。手紙。」 こんな時の手紙だ。たぶんこれ呪いの言葉が書いてあるんだろう。 ・ ・・ ・・・ ・・・・ 「本当に呪いの言葉でしたに・・・・・」 がくり、と膝をつく。まじ酷い。 人をツンデレツンデレって言いながら、酷い。 だが、まぁ、役には立つと思って鈴をリボンに括りつけ ブローチを体内(綿しか入ってないし)に埋め込む。 お姉ちゃんは綿ばかり見てればいいのよばーかばーk 「むぃ?」 そうだ、それより なんでこんなにこの石を送りつけてきたのだろう? 私には確実に必要の無い・・・・ まぁ、いいか。5つあるんだし、誰かにあげよう。 と、いっても加工もしないままだと石炭にしか見えない。 細工といえば工匠、工匠といえば・・・・ オデン神=アクセサリーの類は苦手そう。 自称王=気に食わん。却下。 ミナ=価値がバレると面倒なことになる。 ・・・・・あと居る工匠となると・・・あ、いた。キノコ帽子。 「つーことで、加工を頼みたいんですにょ」 ころころと黒い石を出して見せる。 最初は「え?ぬいぐるみ?」という目で見られたが まぁ客として扱ってくれるあたりは、良い子だ。 で、おばあちゃんの話は(ry 「うーん・・・・珍しい石ですねー」 指先でつつき、確認するかのように見る小娘。 で、おばあちゃんの(ry 「加工はアクセサリーで良いですかー? おばあちゃんポイントオマケしておきますね」 「やった!おばあちゃんきたこれ!」 あれ、なんか目的ずれてない? いちごさんちょっとおばあちゃん萌えに目覚めすぎた気がする。 「うーんと・・・・指輪にするか、耳飾にするか、首輪・・・」 「く、首輪は不味いですに!性的な意味で!」 ロザさんにあげるならそれもいいけど・・・・いいのだろうか? 「とりあえず、お任せでいいですかー? レシィも女の子ですから、頑張っちゃいますよー!」 「な、なんか不安だけどよろしくですに・・・・ あー、えーと・・・・男性用のでも構わんですにょ。」 あげる人は誰にするか、それくらい決めてあるのだから。 レシィに作ってもらった装飾・・・・と、いっても 恐らく装飾品としての効果は期待できないだろう。 あの石の真価は、この世界で発揮できないかもしれない。 だけど、 「恵梨那ー、祖国から物資が来ましたにょー」 「ええっ!?こっちはアンゼ様から何もないのに!」 「あいつに期待するだけ無駄ですに。」 上司の違いって悲しいよねー。 「お前、いっそいちごさんの臣下にならな」 「お断りしまーす」 断るの早いよ! まぁ、私の臣下と言ってもやることないけど・・・・ 怠惰の王の名前は伊達では無いのだ。 「それで、何が送られてきたの?」 「蝿と鈴・・・・たぶん外套とかも送られてきますかに」 「心配性なんだね、魔王達・・・」 「あとで100倍返しにしろって手紙付でしたにょ?」 「死ぬね、それ。」 「また領地が減りますかにぃ・・・・世の中不条理ですにょ・・・」 「で、それだけ?」 それだけなら、まぁ、報告する意味は無いだろう。 精々が「お前を殺せる装備が整ったぜ」みたいな宣告みたいだし 殺す気はさらさらないんだけど・・・・ この世界を奪ったら、たぶんお姉ちゃんが別荘建てるんだろうし 色々面倒なことになるなぁ。いっそ駆け落ちしたい。 「あと、死活の石・・・・は、知ってますかに?」 「うん、あれは結構お世話になるよね・・・・」 「はい。」 ぽん、とレシィが加工したブローチを差し出す。 「え?」 「あげる。いちごさんは死んでも無限に存在できるけど お前らの命は有限だから、妥当な判断のはずですに。」 「いいの?他にも・・・・」 5個あるうちの1つ、それも恐らく効果のないもの そんなもので喜ぶようでは、まだまだこの小娘も子供だな。 いや、後衛にとっては藁にも縋る思いかもしれないけれど・・・・ 「あと4つほど持ってますに。だから遠慮しない! 子供は遠慮なく喜んでおけばいいんですに。」 けらけらと笑えば、相手も笑う。 子供はそうやって、笑えばいい 頼りないお守りでも、それくらいの効果があればそれでいい。 かつての神は、ただそう思っていた。 PR |
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