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2009 04,18 21:43 |
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「ねえ、桜の花ってどんなものなの?」
「はぁ!?そんなのも知らないの? まったくもう、手の掛かる妹なんだから・・・」 「・・・・ちょっと東方の知識には乏しくて 博識なお姉様に頼るより、本でも読もうかしら」 「別に教えてあげないこともないわよ! 桜って言うのはね、薄いピンク色の花で――」 そう語っていた東方の王は、楽しそうだったな。 ついでに、団子の作り方とか色々教わって 一緒に作ってみて、褒められたり怒られたり。 何十年、何百年前だったかな。 「おねぇさま、準備は整いましたの」 「は?」 白いドレスの少女が楽しそうに笑う。 そこには、大量の食材・・・・だろうか、これ。豆? 「あのですね、ネイビィ考えましたの。 きっと、ミツフネさんやこがねさんといえども あの土地で大量の食糧は用意できませんの。」 「おでん神とかどこからか仕入れてるけど たしかに、穀物は育ち辛くなってる・・・けーどー」 なに其の大荷物。 どうしろってんだよ。 もってけってこと? 「ですから、これでたくさんお団子を作りましょう! 東方の方と協力すれば、桜餅も余裕ですの!!」 じゃあその生クリームって書いてある物体は何だ。 ええ?その赤い果実は何だ。苺じゃないか。 「たくさん作って沢山食べますの!!!」 お前の食欲かよ。 言うに言えないつっこみに、はぁ、と私はため息をついた。 やればいいんだろう、やれば。 「ただし、奇跡を使うのはネイビィがやって。 私は奇跡の無駄撃ちをするわけにはいかないし・・・」 キヨモトのために 「わかりましたの! それでは、ネイビィは早速任務につきますのー!!」 任務なんて与えたっけ。 溜息をついて、髪の長い女性は水晶玉を見た。 --------------------------------
「ここでも説明するのか。いい加減読む人居ないですにょ?」 「これはカレイディア再開まで暇だー! って人の為のショートコントですの!まだまだ書きますの!!」 やる気のない幼女と、白ドレスの少女。 まったくこれが魔王なのだから、世界は間違っている。 「それで、奇跡。 これは《小さな奇跡》という特殊な能力ですに。」 「妄想の王様が多用している気がしますの!」 「あれは別物ですに。 夢を現実に変えるのは《ブック・オブ・ドリーム》・・・かな 夢を現実に、現実を夢に、嘘を真実に、真実を嘘に・・・・・」 「話がずれましたの。」 ずらしたのは誰か。 とりあえず、妄想王の話は投げ捨てて解説を続ける。 「先日恵梨那も言ったチート能力 それがこの《小さな奇跡》ですに。」 「文字通り、小さな奇跡をおこすという曖昧な能力だけど GMが許可さえすれば、まさになんでもできますのよ」 「たとえば、カレイディアに太陽を戻すのは無理でも カレイディアに一瞬だけなら太陽を出現させられる。」 「キヨモトさんですのね。」 キヨモトが大分偉大な人物になってきました。 2人分の奇跡を使えば、彼は3日間くらい太陽になれると思うの。 「でも、これは1回かぎりの能力 この花見では1回使いきりで終わりますに・・・・」 「輝くしかないんですのー・・・・」 「まぁ、恵梨那の魔法は天属性みたいだし それに加えて他の英雄の光も加われば・・・・・」 「おねぇさま、おねぇさま」 ちょいちょい、と幼女を引っ張る少女。 「なんですに?」 「それ、既に美白見ですの」 「いいじゃんそれで」 「だめですのー!!!!」 大分毒されながら、まだまだ花見計画は続いていく・・・・ PR |
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