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2009 04,22 12:56 |
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「話は聞きましたに。」
帰り道による公園。 自動販売機で買った紅茶を飲みながら、言う。 隣のムクが少し寒そうだから、暖かいものを買っておいてよかった ・・・・ついでに私のコートもかけておこう。子供大事に。 「・・・・え?」 アヒr ジュリアンの成績が芳しくないという報告は 4桁も留年と入学と卒業を繰り返した私の耳にも入ってくる。 いや、保険医のマリクが言っていたのだが 小学生の私の耳に入れるほど成績が悪いとか どんだけなんだ。 「ジュリアン、いちごさんに話してみるといいですに。 どんだけ成績悪いわからないけど、勉強の面倒くらいは」 「い、いやそうじゃなくて・・・・」 違うらしい。 なんだかあわあわしている下僕を見ながら考える。 あれか、小学生に勉強を教わるのが嫌とかそういうプライドか。 ムクとあんまり変わんないしね、いちごさん。 「下僕、言わないとベッド下にホモ同人誌かくしたり 某腐った方々にお前の写真を売りさばきますにょ?」 結構売ってほしいといわれるのが不思議です。 でもまぁ売りはしないが かわりに適当な猫の写真を売っておいたのだが なんかミナに全部もってかれた。猫すげぇ。 「それが・・・保健の出席日数が・・・・」 「おk、把握。」 あわあわしたり赤くなったりする相手を見れば解る。 そうだよね、あるよね 「そんなにくれいぶん先生が好きなら遠慮なく目を見て告」 「全然違いますよ!」 あ、あれー? ああ、そうか。 「まぁ、ジュリアンもまだ子供ですからにぃ 恥ずかしいのは解らなくも無いけど・・・・銃殺は駄目ですにょ。」 そっと、その手に茶色い封筒を差し出す。 ぎくりとする相手に、仕方がないと微笑んで 「やるなら社会的な抹殺ですに。 既にとある方面からヤツの恥ずかしい写真は入手済みですにー」 「うわぁ、ありがとういちごさん!」 まったく 証拠とか堂々と残したりするより、脅迫が一番なのに。 これで日数もどうにかなるだろう。 「さて、今日はお礼になんか夕飯おごってもらいますかにー」 さらば、くれいぶん先生! あなたの勇姿を僕達は忘れない!! いちごはある意味ドラ的存在。(留年パワーでテストもわかる。) 以下、なんか全力で反省している性教育現場。 --------------------------------
「だーかーらー」 ちゃぷちゃぷとお湯を蹴り上げて言う。 いい加減慣れろーと続ける言葉にすら慣れた。 「いちごさんの裸体くらい見慣れてますに? それにすることしといて今更」 「や、やってないやってない!」 「そりゃ、入りませんでしたけどにー。」 初心なのが悪いとかそういうのでもないが 教科書ぐらい読めるようにならないと、後々面倒だろう。 私のように留年する目的もなさそうだし。 「それとも、元の姿に戻りますにょ? その場合、何もできたもんじゃないと思うけど・・・」 髪が長すぎて寝るのも一苦労なのだ あの姿はやばい。貞子とか言われるし。 「だからって実戦で慣れろって言うほうが無理だよ いちごちゃんは子供なんだから」 なん・・・・だと・・・? 実年齢だけならある意味おでんのじいちゃんより上の私を子供? 子供扱い、だと・・・・? 「ジュリアン」 「はい?」 「おしおき。」 ちゃぷん、と手を湯の中に収めて目的物に触れる。 子供とか子供とか子供とか言わせないようにしてやるこんちくしょう。 「ちょ、いちごちゃんここ御風呂!ムクも居ますし!」 「じゃあ後でですにぃー」 どうにも私は、ムクを出されると弱い。 数度なでただけでやめておく。感謝しやがれ。 はぁ、と溜息をつく下僕。嫌なら嫌と言えばいいのに。 結局は、だらだらと下僕を甘やかす私だった。まる。 で、終わればいいのだが 「えーと、 性意識と性行動・・・なんで読めないんですかにぃ」 「いちごちゃんがなんで読めるかの方が不安ですよ!」 普通読めるだろう。 ココとかルドとかじゃあるまいし。 ベッドの上で、保健の教科書を読んでみるが あんまり内容は変わっていない。 これなら歴史とか古文が読みたかったかな。 いや、これも下僕のためだ。 「じゃあ、真似してみますかに?」 「え?」 よいしょ、と体を起こして視線をずらし ちらちらと教科書を見ながら、意識的に頬を染める。 「せぃ、いしき・・・・が・・・・・・たかま、って・・・」 びくっと下僕が慄くがもう遅い これが年長者の、しいては主の力である。 「その・・・・せ、せぃこうい・・・・もう読めませんですにぃ・・・っ ゆるして、せんせぇ・・・・」 きゅう、と目を閉じていやいやする。 理想の幼女とはこういうものだろうか。たぶん。 やってみると本気で恥ずかしくなってくるから不思議だ 演技と見分けられないように、ぎゅうっと抱きついて顔を隠す。 「・・・・・こんなですに?」 誤魔化すように、聞いて まだちょっと赤いままの顔で相手を見上げた、が 「も、もちつけ。 まぁその、アレですに。わかったから。うん。」 相手の方が真っ赤になっていた。 仕方なく離れたが・・・・ これは駄目だ。脅迫のほうでどうにかするしかない。 「いちごさんとしては、さっさとヤることヤりたいんですけどにぃ」 発情期のたびに襲うのはこっちで しかも逃げられたり避けられたりという有様。 面倒くさい下僕を持ったもので 「え。」 口に出ていたことなど気付かず、教科書を枕元に置いた。 今度は古文とかないかなー いちごさん暗記してるけど、あれ好きなんだよねー。 ぱたぱたとお行儀悪くしている主と、何か言ってる下僕。 性教育って大事ですよね、ほんと。 PR |
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