墓場のダンボール
ネタに詰まったときが本当の勝負・・・!
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2009
08,20
10:20
初日:「召喚士にお願い」
CATEGORY[ぬいぐるみ]
依代。
それは魂の抜かれた状態のカレイディアンであることが多い
だが、多い、というだけあって例外は存在する。
たとえば魂が残ったままの依代。
たとえば――…
「コンファイン、してくれる人が居ない…」
部屋の隅で体育すわりをしている猫のぬいぐるみ。
彼もしくは彼女は、HPゲインの騎士の依代だったのだが
偶然コンファインしたいちごと名乗る英雄の力を吸収し
いつの間にか単独で動くほどになってしまった、後天性の英雄である。
だがしかし、彼…としておこう。
彼は、それに気付いていない。
彼は未だに依代のつもりなのである。
だが、英雄となったためにコンファインされない。
依代のつもりなのだが、コンファインされない。
…依代のつもりなので、
「人気がないのかな、HPゲイン……」
存在意義を疑い始めている。
しょんぼりと肩を落とすぬいぐるみ。
誰かコンファインして欲しい、依代として必要とされたい。
そうだ、こんな時
こんな時こそ――… 召喚士である。
「コンファインしてください。」
両手にいっぱいの魔石を持って、頼み込む。
召喚士は、相変わらず表情を変えずに
1つ、魔石を手にとった。
「あなたには、そんな必要な無いと思うけれど…
そもそも、こんなに青魔石ばかり貰っても無理よ。」
現実は、非情である。
青魔石100個では、コンファインすることは出来ない。
否、コンファインしてもらいたいのだが…
「コンファイン、は…」
「無理よ。」
してもらいたくても無理らしい。
だが、ここで引き下がっては依代失格である。
「魔石、もっと持ってきます…だから、こんふぁいん……」
「青魔石ばかりでコンファインは無理なの…」
良い子だから、と差し出されるニボシが憎い。
青魔石しかくれない魔王が憎い。
「……こんふぁいん…」
じわじわとぬいぐるみの目に涙が浮かぶ。
本来、ぬいぐるみというものに表情は無い。涙も無い。
それに気付けるほど、ぬいぐるみは賢くは無い。
賢ければきっともっと藍魔石だってもらえるはずである。
それも憎い。
「………わかったわ。」
溜息をついて、呟くようにいった言葉に頭を上げて
今、なんて言ったんだろう、と首をかしげる。
「少しで良いなら、アナを貸してあげる」
「あな?」
「ええ、戦場で見かけたことがあるでしょう?」
「あるけれど、良いの?」
黄色っぽい髪の毛の、ふわっとしてぷにっとしてそうな女の子。
たしか、こーしせんじょーの何とかとか言われていたが…
「あの子も一度やってみたいと言ってたから、大丈夫よ」
「ほんと!?」
「本当。」
きらきらとぬいぐるみの目が輝いて
召喚士もほんのりと笑って、その日は終わりました。
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